5:10のバスに乗ろうと、2:00くらいに家を出発。
暗い中央道、アップダウンとカーブの多い中央道。
芦安の市営駐車場についたのが、03:30
04:00まで仮眠、それから食事と準備したら4:45くらい
バス乗り場に向かうと、乗り合いタクシーがバスより先に出るという
1100円払って一番に乗り込む。登山の人があとから続々と乗り込んで総勢9名。
もってきた道具はsageのLL279にCLICK2 バランスが良くて気に入っている組み合わせ。
芦安の天気は霧雨だったが、上は晴れの情報。
ガタゴト山道を1時間行く、谷底をのぞけば、ちょっとした恐怖
そこで陽が山に差し込んで幸福感と恐怖心で混沌としてくる。
道中ほとんど寝ていたんだけど、、、
広河原について川を覗くとけっこうな流量。
渡河するのは場所を選ぶ感じ、増えた水の流芯脇にトロが沢山できていて
いかにもイワナのついていそうな感じ。
広河原からしばらく上に歩いた工事関係の資材置き場から入渓した。
木陰の場所でしばらく川面を見ていたらモンカゲのハッチが見えたので
ゴールデンバジャーで巻いた大きめのクイルゴードンを結んだ。
3投目くらいで、ゆーっくりとしたモーションでイワナが顔を出した。
こちらもゆーっくりし過ぎたモーションでアワセたけれど、ヒラヒラっとフライが宙を舞っただけ。
低酸素、低血圧でボーっとしながら釣り上がったけれど、反応なし。
10:00くらいになって日が高くなり暑い、腕が日焼けしているのが感じられる。
ちょっと難所に差し掛かかり巻くのが面倒なので、他の釣り人も居ないことだし
引き返して同じところをもう一度釣る事にした。
広河原の堰堤まで引き返して、自分のリセットを試みる。
「うーん深呼吸」みたいな感じで、これは、釣れていない時ほど難しい。けれど大事な事
だ。
水温が上がったからか、最初のヒラキで一匹出た、26センチくらいのヒレの大きいイワナ。
魚と風景の写真を携帯で撮った。後で安否確認のメールと一緒に送ろう。
朝と同じところだけど、2回目はさすがに筋が良く見えるし、解る、感じる。
今日は間違いなく弛みに魚が入っていて、同じフライで同じような場所に落とすと面白いようにイワナが出てくる、同じくらいのサイズの奇麗なヤツらだ、虫にはこだわってないみたいだ。
昼過ぎに引き返した場所まで戻ってきたら、スコールのような雨。
雨具忘れたし、帰ろう、急勾配の工事用道路を濡れながら登って林道まで戻る。
小屋で雨宿りしたけど、全然降り止む気配もなく、仕方なしに歩き出した。
後ろから来た車が隣で止まり声を掛けられる。
「にーちゃんどこまでよ?」
のり面工事の職人さん達だった、有り難い。広河原までって言ったんだけど
バスに乗る事を伝えたら、そのままの流れで芦安まで乗せてもらう事になった。
22キロ、車で1時間、歩いたら大変なことだ。
車では、この辺の天気のこと、のり面工法と道具、北海道の釣り、オジサン達の若い事
貴重な話がたくさん聞けた。みなさんタフガイでエクストリーマーだ、運転荒くて死ぬかと思った。
良い釣りだった、また行こう。